当サイトでは、書籍を取り上げる際、どんな方の役に立ちそうな書籍なのか、わかりやすくお伝えするために、
①お子さんとの関係性(例:保護者、保育士、療育を行うセラピストなど)
②職業として関わる場合は経験年数
ビギナー | 1-2年くらい |
ジュニア | 3-8年くらい |
シニア | 9-19年くらい |
ベテラン | 20年-くらい |
マネージャー | 管理職 |
をお示ししています。
尚、これは書籍の内容等を踏まえて管理人が考えたものになりますので、書籍選びの一つの目安として参考にしていただければと思います。
「やんちゃワークで実践!発達に遅れや偏りがある子の楽しい学びが見つかる本」
保護者さん、ビギナーセラピストに、おすすめする本はこちら
基本情報
書名 | やんちゃワークで実践!発達に遅れや偏りがある子の楽しい学びが見つかる本 |
著者 | 古島千尋 |
発行年 | 2022 |
出版社 | ナガオ考務店 |
価格 | 2,200円(税抜) |
電子書籍 | なし |
役立ちポイント
※ クリックすると「役立ちポイント」詳細レビューにとびます
まずは、webサイト『やんちゃワーク』をチェック!
本を開く前に、ご覧いただきたいのが
webサイト『やんちゃワーク』
現役の公認心理師、保育士が作成した、お子さん向けの無料プリントを掲載、ダウンロードできるサイトです
なぜなら、この本は、webサイト『やんちゃワーク』でフリー提供されているワークプリントをより活用するための解説本となっているからです
本の導入でも、webサイト『やんちゃワーク』について解説されているので、サイトをチェックした上で、本を読み進めることおすすめします
「役立ちポイント」詳細レビュー
今回は、著者の方に了承をいただいた(ありがとうございます)ので、内容にも触れながら「役立ちポイント」の詳細をお話したいと思います。
①『やんちゃワーク』をおうちや療育で活用できるコツが満載
役立ちポイント1つ目は、お子さんがワークに意欲的に取り組み力をつけていくために、大人ができる工夫やコツが、たくさん載せられていること
ここに挙げさせていただいたのは、「お子さんが間違えた時の大人の対応」「集中しやすいお部屋づくり」「よい姿勢の保ち方」なのですが、どれも具体的でわかりやすく書かれています。
このほかにも、取り入れたいコツがたくさん。
私自身、ワークに取り組むプロセスや環境がお子さんの成長に与える効果を感じていて、大切にしている部分なので、読んでいてとても役立つ内容でした
②ワークを通して育てる力をわかりやすく解説
役立ちポイント2つ目は、ワークを通して育てる力を、日常のお子さんの姿も交えながら、わかりやすく解説していること
たとえば、算数が苦手な小学生のお子さん、そろそろ数に興味をもってもいいと思うのに全然わかってないみたい・・・という幼児のお子さんが、ワークに取り組む場合
そもそも「数に関する力」とはどのようなものなのか?の解説(写真1枚目)、日常生活の中でみられるお子さんの具体的な姿と対応(写真2枚目)、そして各々のワークに取り組む時のコツ(写真3枚目)と、ワークを通して育てる力について、様々な視点から理解しやすく解説されています
今回「数に関する力」を例として挙げさせていただきましたが、ほかに「イメージする力」「注意・集中力」「見て理解する力」「運動」「記憶力」「言葉」「感情」「社会性・コミュニケーション」についての、解説が載っています。
③イラストや具体例が多いので、理解しやすく実践しやすい
役立ちポイント3つ目は、イラストや具体例が多いので、理解しやすく実践しやすいこと
説明文だけが、ずっと続く本の場合、なかなかイメージが持ちにくいこともあります
この本では、挙げさせていただいた写真のように、工夫やコツをイラストや具体例を使って解説をしているため、パッとみて誰でも理解しやすくなっています
無料で使えるワーク、そしてワークを120%活用するためのコツや工夫がたくさんつまった今回の本は、今すぐに取り組めるとても実践的な一冊だと思います
誰にでもわかりやすいため、保護者の方はもちろん、ビギナーセラピストにもおすすめです